6月18日大阪震度6の地震、7月には西日本を中心に発生をした集中豪雨と大規模な土砂災害が起こりました。
毎日のように報道される各地の被災地の悲惨な現状に胸が痛みます。
被害に遭われた皆様、心を痛めていらしゃる方々に心よりお見舞い申し上げます。

私は6月にJDSA災害救援活動者認定講座を修了しました。
特に、災害救援活動の基本課程では、災害はいつでもどこでも何回も起きると繰り返し伝えられます。
災害が起きる前にどのように防災をし、減災を意識していくか、起きた際に、直ちに、何をすべきかなどの災害救援においての基礎的な知識と技術を実践的に学んでいきます。
しかしながら、わたしは、今回の災害を目のあたりにし、我が身に起きることとしての危機感が低かったと痛感しました。
災害は、「備える」という危機管理意識だけでなく、次に起こるであろう事象を想像し、行動を起こしていく冷静な判断も不可欠になります。
西日本での災害については、複合災害であり、被災地域によって想定される災害が広範囲、かつ、多岐にわたっています。
そのため、避難準備や避難に関するマニュアル的なアナウンスのみでは、対応が困難であったことが予想されます。
避難してください・安全を確保してくださいという報道はあります。その後、一歩踏み込んだ、避難勧告はコミュニティや人と人とのつながりでしか共有されていきません。
ですから、いつまでに、どのような準備をし、安全な道順で、所要時間はどれくらいで避難所へいけるかなど、日々の防災意識と訓練が大事です。
そこまで切羽詰った状況に感じることができない、家にいれば大丈夫なような気がするなど、混乱した状況で自己判断をしてしまいがちです。

ちなみに、以前のわたしは、まさにそうでした。
また、被災状況の報道や情報も偏りがあります。
緊急時に、その情報が安全であり、正しい情報なのかを判断し、行動することは大変なことです。もし、そのときに、必要な情報が必要な人たちに届くだけでなく、双方的コミニュケーションがあれば、迅速に冷静な行動をとりながら、周りにも声をかけていけるのではないでしょうか。
助けて、どうすればいいですかと聴ける場あれば、安心してできることもあるのではないでしょうか。
JDSAには認定講座を修了した、災害救援活動者が日本各地にいます。
災害救援活動者としてJDSAに登録したメンバーが参加するネットワーク交流ラインもあります。
災害発生と同時に、理事からメッセージがあります。

まずは、メンバーの安全確認をし、次に状況確認と情報収集のやり取りがはじまります。
常に、セットアップ!!というメッセージが配信されます。
焦らないで、セットアップしてから行動をと周知徹底し、メンバーみんなで、場を共有していきます。
あなたの周りに声をかけて、お年寄りはいない、気分の悪くなっている人、エレベターに閉じ込められている人、ペットの避難所の確認など、被災者の状況判断し、どのように行動すればよいかをひとりひとりに語りかけていきます。
それだけではありません。

余震や避難場所、避難経路、停電、断水の備えなどの複合災害に想定されることについての対応を昼夜問わずに、積極的な交流が行われていきます。
私はこの情報が、だれかの為になるかもしれないと思い、SMSで公開すべきなのかを悩みました。
結果、情報公開をできませんでした。
以前のわたしなら、躊躇なく、情報を公開したことでしょう。
今回、あえて、SMSで公開しないという選択をしました。安易な情報が、ときに、命の危険になると教えてもらったからです。
だからこそ、このメッセージはJDSA認定災害救援活動者から必要な方に届けていくことが最良であると実感しています。
今後、被災地への支援活動は本格化していくことでしょう。

支援の方法はたくさんあります。
支援ボランティアとして被災地へ
支援物資を被災地へ
義援金、ふるさと納税や寄付などが代表的な支援活動と言えます。

もう一つの支援として、教育を受ける、人材育成するという方法があります。
「公助」の助けがくるまでの間、そばにいる人同士で支え合う「共助」が必要です。
大切なだれかのために、想いを行動へ繋がていくために知識と技術をえるという支援もあります。
改めて、支援ボランティアに参加する為に
災害が起きた際に、コミュニティを支える「共助力」を構築していくために
教育を受ける、人材を育成という支援の選択があるということを考えてみてほしいのです。
あなたの住む地域に災害救援活動者がいるということが当たり前になってくれたらと強く思います。
そのことが、防災につながり、減災になっていくという確信があるからです。

皆様の安全と一日も早い復旧が叶いますことを心より願うとともに、災害で犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。

JDSA広報 松谷 桂子